冷間圧造用鋼線
冷間圧造用鋼線は、お客様で冷間(常温)でボルト・ナット・ねじなどの自動車部品を成形することに適した素材です。
線材をダイスという工具を通して引き抜き、また、使用用途に応じた熱処理を施し、常温での過酷な形状への成形に耐えうる品質を作っています。特に自動車のエンジン周りや足周りなどの重要保安部品へ多く使用されています。また、EVについては駆動系シャフトや電磁弁、ピンなどにも使われています。加工性・品質安定性・コスト効率を兼ね備えた製品を広い範囲でご提供しています。
特徴
Features
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幅広い鋼種とサイズ展開
SWRCH10K〜35Kなど、炭素含有量に応じた鋼種をラインアップ。線径は0.5mmの細経から55mmの太径まで対応可能です。
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高強度化への対応
数々の鋼種の母材を取り揃え、また、熱処理や工程設計により高強度化も対応可能です。高強度化を実現する事で部品の軽量化を図ります。
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軟質化技術
お客様での過酷な加工に適応する為に焼鈍回数や焼鈍条件の適正化を図り冷間圧造工程における割れ限界の向上や圧造負荷の軽減に寄与します。
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カーボンニュートラルへの対応
パテンティング技術を応用したLH鋼線は、長年、非調質鋼線として、お客様にご使用頂いております。近年はお客様の加工工程でのCO₂を削減可能な材料として注目されており、カーボンニュートラルに貢献します。
用途
Use case
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自動車産業
ボルト、スタッド、フランジねじ、
シャフト部品、
ブレーキ部品、
電磁弁(ソレノイドバルブ)部品など -
一般産業機械・建築機械産業
ギア・ベアリング関連のねじ類など
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電子機器・電装産業
電子基板固定部品、冷却機構の締結、
家電内部構造ねじなど
製品仕様
Spec
| 鋼種 | 冷間圧造用炭素鋼 | 冷間圧造用合金鋼 | 冷間圧造用ボロン鋼 | 非調質鋼 | 軟磁性材 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 該当公的規格 | JIS | G3507-2 | G3509-2 | G3508-2 | ー | ー |
| SAE | J403 J1249 | J403 J1249 | ー | ー | ー | |
| 公的規格以外 |
KCH KTCH(焼鈍省略) KECH KNDS(高強度) |
ー |
SB25、10B23M、 MNB123Hなどの OEM様規格 |
KNCH LH鋼線 |
ELCH(純鉄系) | |
| 断面形状 |
丸線 (寸法範囲) |
⚪︎ (0.5〜55.0) |
⚪︎ (0.5〜55.0) |
⚪︎ (0.5〜55.0) |
⚪︎ (2.0〜19.0) |
⚪︎ (0.5〜47.0) |
| 異形線 | ー | ー | ー | ー | ⚪︎ | |
| 表面処理 | 石灰 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
| リン酸亜鉛 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | |
| 非リン | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | |
| 熱処理 | 焼鈍 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ー | ⚪︎ |
| パテンティング | ー | ー | ー | ⚪︎ | ー | |
| 焼入焼戻 | ⚪︎ | ー | ー | ー | ー | |
